お金のこと、勉強中。

共働き10年を経て主婦になりました。お金や育児にまつわるあれこれ、調べて記録中。

【節約】【保険の見直し】超絶おすすめの書籍レビュー『保険のプロが生命保険に入らないもっともな理由』

支出面から定期的に家計を見直ししています。

今日は、保険の見直しについて。少しずつ家計改善の本や記事などを読んでいますが、保険は固定費なので、見直しは支出を減らすための第一歩とされることが多く、大事なことです。

で、以前はあまり知識がなくて、数年前にいわゆる街の保険ショップである「保険の窓口」に相談し、必要そうだなと思ったものを入りました。が、保険ショップさんは保険を契約してもらうのが仕事。こちらの利益と相反なんですよね。もちろん、納得しないと加入はしないのですが、相手はプロ。必要そうな説明をされちゃうと、その気になってしまいます。それが気になっていたので、今回の見直しにあたっては、自分で少し勉強したく思い、書籍『「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由 (青春新書プレイブックス)』を読みました。今日はそのレビューと感想を含め、我が家の現状と、見直し対策案についてを書きます。読んでもらえれば、保険の見直しをしようと思っている方の参考になるかと思います。

目次:

(1)我が家の保険加入の現状

まず、我が家の保険加入の現状から。加入しているのは、次のものがあります。なお、今回は年金貯蓄は省きました。

  • 夫:生命保険(貯蓄タイプ、300万円、学生時代から加入。)
  • 夫:生命保険(貯蓄タイプ、500万円、老後資金のための貯蓄を兼ねて。)
  • 夫:生命保険(掛け捨てタイプ、ローン額相当+α、家購入時に必須加入。)
  • 夫:収入保証保険(掛け捨てタイプ、月20万円を65歳まで保障、万一のときの生活費)
  • 夫:医療保険(掛け捨てタイプ)
  • 家族:障害保険+個人賠償責任(掛け捨てタイプ)
  • 家族:がん保険(掛け捨てタイプ)
  • 妻:がん保険付随の医療保険
  • 妻:総合保険(生命保険300万+医療保険)  
  • 家財保険

全部の額は恥ずかしすぎて書けませんが、、我が家の家計管理の中で支出公開している額に加え、給与天引き分もあり、我が家、ちょっと保険の掛け金が高すぎます・・。友達に話したら、”掛けすぎやろ、、”と結構なドン引きをされました(泣)。

 

 

これは、私がかなりの心配性&体力に自身がないからが原因です。幸い、持病はいまのところないのですが、これまでに何だかんだ、7,8回は入院し、2回ほど大きめの手術なんかもしました。本当に幸いですが、完治しています。が、万が一への『不安』や、入院したときの出費の多さには肌で感じている方だと思います。

 

そんな私なので、共働きから専業主婦になるとき、主人に万が一のことがあっては、と、街の保険屋さん(私はそのとき、保険の窓口を利用しました)に相談し、保険が弱かった部分を強化したりして、『不安』を打ち消すため、結構な額の保険に入ってしまっております。

 (2)保険の見直しの参考書籍「「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由」の概要

読んだ本はこちらです。

「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由 (青春新書プレイブックス)

「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由 (青春新書プレイブックス)

 

保険コンサルタントの著者が、フリーライターで30歳、そろそろ保険に入っておかないと不安、という考えの中村さん(女性)の相談にのり、実際の記録に基づいて、保険との付き合い方や考え方などを中村さんに説明していく対話形式のものです。

 

この中村さんの考え方が、保険に入ろうとする人の一般的な考えに近く、非常に共感しながら読めます。著者が、保険はこれだけ損な仕組みなんですよ、保険会社が儲かる仕組みなんですよ、と説明されても、”理解はできるけど・・・(損かもしれないけど)、万が一のときやっぱり不安ですよね”という反応をしたり。

 

それでも、著者が国の公的保障の手厚さや、保険への付き合い方、必要な入り方などを中村さんに説明していくことで、中村さんは自分がどの保険に入るべきか、ご本人が考えを明確にしていきます。読みやすく、また、自分や家族にとって必要な保険はどれだろうと考え進めることができ、非常にオススメです。

 

(3)書籍の感想

私は、本の中の中村さんと同じく、”多少の損とはわかってても、入っていたほうが安心だよね”と、保険会社が儲けようが、不安を打ち消すべく色々入っていて、保険を減らしたり、止めたりができなかった。

 

一番心に効いたのは、『毎日防災リュックを背負って出かけますか?』という節。地震が怖いからといって、(防災用の食品や水など用意はしていますが)毎日防災リュックもって出かけません。不便すぎてありえないし、地震だとどうしょうもない、仕方ない、って思っているから。なのに、私、病気や怪我には、不安な部分、想像できる心配なもの全部を保険で賄おうとしちゃってたんです。不安から完全武装する感じで。

 

本書を読んで、必要な範囲で、必要な箇所は保険をかけ、そのほかは貯蓄等で対応し、人生に必要なお金は自由に用意しておく、というのがベストかな、という気持ちに至りました。不必要なまでにお金を保険に払ってしまうより、困ったときに使えるお金をきちんと貯蓄しておく。それもまた大切な危機管理の一つだなと。

 

保険は家族それぞれの形態や状況によって、必要なものはばらばらだし、価値観もいろいろですが、押し付けられることなく、自分に必要な保険を再考させてくれました。

 

(4)まとめ:本書を読んで行き着いた私の結論

  • 貯金で対応できるものは貯金で対処すればいい

  • 貯金では賄えない、保険がないと生活が滞ると思える保険に、必要額の分だけ入る

です。とはいっても、やっぱり自分の体調への不安などから、すぐには、完全には、これを実施はできないかもしれません。それでも、保険の見直し方、考え方はすっきり明確になりました!!

 

ご参考になりますように!